工法の特徴と説明

ソリッドキューブ工法協会工法の特徴と説明

5つの特徴

ソリッドキューブ工法は、バックホウの油圧を動力源とした専用バケットミキサーにより、土と固化材液(セメント系固化材+水)を効率よく撹拌混合し、改良体をブロック状に築造する地盤改良工法です。
本工法の特長は次の5つが挙げられ、品質・コストともに優れた地盤改良工法です。

01

建設残土の発生が少ない

ラップルコンクリート工法と比較すると、残土の発生は少なく抑えられます。
また、余剰土をあらかじめ掘削排土することにより固化材混じりの残土は発生しません。

02

すべての施工パスで
支持地盤を目視判別する

壺掘りまたは溝堀りを行い、支持地盤の土質を確認できます。(崩壊しやすい地盤は除く)

03

専用バッケトミキサーで
高品質な改良体を築造する

撹拌促進ブレード(固定翼)により共回りを防止し、効率的な撹拌混合を行います。

04

リアルタイムに改良土の
撹拌混合状況を確認できる

運転席モニターに撹拌混合状況(電気比抵抗値)、撹拌混合回数、撹拌軌跡を表示できます。

05

専用の試料採取装置により、
未固化土を複数深度から採取できる

任意の場所や深度から、試料採取が可能です。

既存工法との違い

地盤改良工法の分類方法は、多様な視点から分類が可能です。下に分類方法の一例を示しましたが、ソリッドキューブ工法は「ブロック状地盤改良工法」に該当し、浅層混合処理工法と深層混合処理工法の中間的な位置付けにあります。施工上の特徴から用工法と比べ優れているところがあります。
ここでは、ソリッドキューブ工法と既存工法の違いについて述べます。

地盤改良工法の分類

ソリッドキューブ工法は、現地土とセメント系固化材のスラリーを混練し、一体となった流動体として扱うことにより、締め固める手間を省くことが可能となります。
また、ブロック状(立方体)に一体に築造するため施工の効率がよく、流動化した改良土は均質性も確保することができます。

動画での解説