施工管理

施工管理概要

ソリッドキューブ工法の施工管理

施工管理は、リアルタイムモニタリングシステムを用いて行います。
オペレータおよび施工管理者は、運転席モニターに表示された情報に基づいて施工状況を把握します。管理する項目は「施工範囲の把握」「電気比抵抗値」「撹拌混合回数」の3つです

各センサーから送られる電気信号は、まず、改良機キャビン内のデーター収録装置に伝達され、右の写真に示す運転席モニターに情報が表示されます。

3つの施工管理項目

01

施工範囲の把握

改良機のバケットミキサー、アームおよびブームに取り付けられた角度計により、改良位置を平面と断面の3次元で検出できます。
モニター画面上には最大施工範囲を示します。

02

電気比抵抗値

バケットミキサーに取り付けられた電気比抵抗値センサーにより、改良体の電気比抵抗値を測定します。測定範囲を区分し、色調で断面状に表示し、攪拌混合度を確認します。

03

撹拌混合回数

バケットミキサー内に取り付けられた回転計により、撹拌混合回数を確認します。

施工管理概要

改良機のバケットミキサー、アームおよびブームに取り付けられた角度計により、
改良位置を平面と断面の3次元で検出できます。モニター画面上には最大施工範囲を示します。
これにより計画された改良体の形状を確実に造成できます。

電気比抵抗値

バケットミキサーに取り付けられた電気比抵抗値センサーにより改良体の電気比抵抗値を測定します。
電気比抵抗値センサーは、バケットミキサーの裏側に2つ取り付けられています。撹拌混合が進むと電気比抵抗値は小さくなり、モニター画面の色調は、緑→青→ピンク→黄に変化します。
施工オペレータは、変化する色調から撹拌混合が不足している範囲を、モニターで確認することができます。

撹拌混合回数

バケットミキサーに取り付けられた回転計により、撹拌混合回数を確認します。
改良体の1㎥あたりの撹拌混合回数は、①砂質土:500回/㎥以上,②粘性土・ローム:750回/㎥以上となっています。

改良体積から、定められた撹拌混合回数を確保します。本工法に使用する専用バケットミキサーは、バケット部に取り付けた6枚の撹拌混合翼(回転翼)と2枚の撹拌促進ブレード(固定翼)から構成しています。

バケット部には、バケット位置を検出する角度計、回転計および電気比抵抗値計測センサーを装備しています。