品質管理

未固化試料採取

ソリッドキューブ工法では、施工直後に未固化状態の改良土を、専用の未固化試料採取装置で採取します。採取口の蓋を、エアーシリンダーを用いて開閉させるため、目標の深度から確実に採取することができ、1回の挿入で複数の深度から未固化試料を採取できます。

採取した未固化試料は、軽量モールド缶に詰め、一軸圧縮試験用の供試体を作製します。一軸圧縮試験用の供試体の作製は、100施工パス当たりの抜取り箇所数Nが9箇所以上(抜取り個数n=27)となります。100施工パスを超える場合は、100施工パス毎に3箇所(抜取り個数n=9)を追加します。
未固化試料の採取深度は、原則、改良体の3深度から採取し、改良深度が3mを超える場合は、改良深度1m毎に採取します。
改良深度が1.7m未満の場合は、頭部より採取します。

一軸圧縮試験と合格判定

未固化試料から採取した供試体に一軸圧縮試験を実施し、バラツキを考慮した下記の式から合否判定を行います。